【Live report】アーティストの本気が交錯した『Mudiaトラック部門東日本ファイナル』

『Mudiaトラック部門東日本ファイナル』ライブレポート

『Mudia2019 トラック・パフォーマンス部門』東日本のファイナルが、6月23日(日)に東京・渋谷ストリームホールにて開催された。

熾烈な東日本エリアで勝ち抜き、今回見事出演となったのは、eamleep、斐梨、MIHARU、月城りん、愛山ユウ、ユメノリリ、森田愛美、NATULI、TAKERU、UN-KNOWN、なおきゃんの11組。東日本の頂点を決めるべく、各々が最後のパフォーマンスに全力で臨んだ。

開始時刻の11:30を少し過ぎてライブがスタート。まずステージに登場したのはMudiaのアンバサダーを務めるC styleだ。気合いの入ったMCで、少しずつ温まり始めてきている会場をドカンと盛り上げる。さらに、同イベントにゲストとして安里ミーナが登場。長崎生まれ、沖縄・福岡育ちという彼女は沖縄戦慰霊の日を記念した、ゆったりとしたサーフミュージックで会場を柔らかく包み込み、幻想的なステージの光も相まって独特な世界観を作り上げると、続いて披露されたアップテンポなナンバーで集まった観客を魅了していく。まだ一人目ということなのに、会場のテンションが非常に高く、音楽ファンがかなり集っているような印象を受けた。

安里ミーナ▲安里ミーナ

安里のステージが終わり、いよいよ東日本を代表するアーティストのパフォーマンスがスタート。この日最初に出演したアーティストはNATULI。キャッチーなMCで客を掴んでいくと、ピアノを主軸にしたポップなメロディーに乗せて透き通るような歌声を響かせ、打って変わって次曲では、ソリッドなイントロのギターサウンドが印象的なロックチューンを力強く歌い上げる。曲間のMCでは、ステージ衣装が事務所の社長にテニスプレイヤーぽいと言われたことを明かすと、会場からは笑。ステージラストでは、近未来的なシンセサウンドが響き渡り、会場ではさまざまな色の照明がところ狭しと走り回る。心地よい歌声を響かせつつ、ステージいっぱいに動き回るなど元気一杯なステージを魅せつけていた。

NATULI▲NATULI

つづいて登場したのは、アイドルユニット『自虐☆Complex』のメンバーとしても活動している月城りん。イントロのサイケなサウンドでステージがスタート。持ち味のキュートさが全開に出たステージングで魅了し、続いて披露された楽曲では切ないメロディーを情感たっぷりに歌い上げる。MCでは「初の全国流通CDを制作してMVを作りたい」クラウドファンディングが成功したことを発表すると会場からは大きな歓声が湧き、人気の高さを伺わせる。アクティブなロックナンバーを披露しファンとのコールレスポンスを楽しむと、「清き一票をお願いします!」と観客に命運を委ね、ステージをあとにした。

月城りん▲月城りん

黄色い衣装に身をつつんだ斐梨は、切ないピアノフレーズが印象的に浮かび上がるバラードナンバーで、先程までの空気をガラリと一変させ、場の雰囲気を支配していく。続く2曲目では、柔らかいピアノにベースが絡みついたスローナンバーで、斐梨の歌に呼応するように幻想的に浮かび上がる色とりどりのサイリウムの光が会場を染め上げる。MCでは、パフォーマンス時とは違い、非常にアグレッシブで、観客とのコールレスポンスが行われるなど多彩な一面を見せる。「斐梨」とデカデカと名前が書かれたTシャツに衣装チェンジし、アップテンポなナンバーを披露すると「もっともっと高く」と歌う斐梨に合わせて客席からは手やサイリウムが大きく跳ね上がる。熱気あふれる会場をさらに大きく盛り上げ、ステージングを終えた。

斐梨▲斐梨

「こんにちは」の挨拶とともにreamleepのステージがスタート。力強いバンドサウンドが魅力的な1曲目では、ステージから降り、客席で観客と混じってダンスを繰り広げるなど、エネルギッシュにパフォーマンスしていく。続けて披露されたナンバーも、ロック然としたギターサウンドに乗せてパワフルな歌声を響かせ、聴衆をどんどんreamleepワールドに飲み込んでいく。MCもそこそこに、ラストは悲しげに響くピアノと、ダンサブルなEDMサウンドが同居した特徴的なナンバー。ビートにあわせて力強く歌い上げるreamleepの姿が非常に印象的に映った。

reamleep▲reamleep

続いては、キュートな衣装に身を包んだユメノリリが登場。ノリの良いポップなナンバーに、キュートさと力強さが合わさった特徴的な歌声に思わず聴き惚れてしまう。MCでは、大きいステージに立てたことやユメノリリの出身地である北海道から友達がわざわざ駆けつけてきてくれたことに感極まって涙を流す一幕もあり、ほっこりとした雰囲気が会場を包む。続いての曲ではシンセとピアノが融合したスピードチューン。客の熱量がさらに高まり、次第に観客の動きも大きくなってくると、そのままの勢いでアグレッシブなバンドサウンドが耳を惹く「終わらない歌」を披露。観客との一体感を生み出し、「したっけー!」と元気いっぱいの挨拶をしてこの日のパフォーマンスを終えた。

ユメノリリ▲ユメノリリ

「盛り上がっていきましょう!」の掛け声とともに登場したのは森田愛美。ユーロビートサウンドを彷彿させるアップチューンで、一気に観客の心を掴むと、愛美の名前が分かりづらいので、呼び方をタモリから名前をとってたもちゃんにしたと話すMCでは、いたるところから笑いが起こるなど、観客との親和性の高さが感じ取れる。「たもちゃん」コールが巻き起こった次曲では、きらびやかなサウンドが光り、曲中では客席で力強いコールが。さらにそれに合わせて森田もキレのあるダンスを披露し、圧倒的な存在感を植え付けると、興奮そのままソリッドなシンセサウンドのアップチューンにパワフルなボーカルを響かせ、ステージングを締めくくった。

森田愛美▲森田愛美

会場が満員近くになってきた頃、男性アーティストトップバッターのなおきゃんが上下白の衣装で登場。「楽しんでいきましょう!」の言葉とともに披露されたポップチューンでは、なおきゃんの中性的な歌声が特に耳を惹き、聴き入っている観客の姿が多く散見された。MCでは、前日にスタジオで練習していたときに思わず涙を流したことや現在37歳であること、そして日本武道館での公演を目指していることを明かし、ラストはポジティブなタイトルが映えるポップなナンバー「苦しみも悲しみも喜びに変わるから」を披露し、会場を優しい雰囲気に染め上げた。

なおきゃん▲なおきゃん

続いて登場したのはシンガーソングライターのTAKERU。冒頭からパワフルなボーカルを響かせると、前列の熱狂的なファンからは黄色い声援が飛び、客席全体では、サイリウムの光が会場を綺麗に彩っていく。次曲では、バンドサウンドがボトムを支えるアッパーチューン。こちらもTAKERU持ち前の力強いボーカルで観客を魅了し、さらにコールアンドレスポンスなどどんどんと会場を盛り上げていく。MCでは観客、ファンに向けた感謝の言葉を口にし、「高みを込めて」と披露された最後の曲では、メッセージ性のこもった歌詞と、それを表す熱情的なサウンドが聴衆の心を掴んでいた。

TAKERU▲TAKERU

男性アーティスト3組目は、二人組ユニットのUN-KNOWN。ピアノに乗せた柔らかい二人のヴォーカルが綺麗に調和し、直前のTAKERUが生み出した情熱的な空気感とはまた違った心地よい空間を作り上げていく。MCでじっくりと話をしたいためにステージで歌う楽曲は2曲しか用意していないと話す二人。「音を楽しんでほしい」「歌を通じて笑顔にしていきたい」という純粋に音楽を楽しんでほしいという気持ちがMCを通じて感じられる素晴らしい一幕だった。そして、彼らが披露した楽曲「光」では、ポジティブなメッセージの込められた歌詞と、抜けていくような立体感のある曲調、そして優しいボーカルが心に訴えかける。終始優しさに満ちあふれた、そんなパフォーマンスであった。

UN-KNOWN

▲UN-KNOWN

イベントも終盤に差し掛かり、愛山ユウが、ダンサーとDJを伴って登場。妖艶な楽曲と、ヴォーカルがアダルティックな雰囲気を纏い、それに合わせてペンライトの黄色い光が怪しく光る。愛山とダンサーの息もピッタリで、愛山のパフォーマンスに合わせて力強いダンスが次々と繰り広げられ、思わず釘付けになってしまうほどだ。MCでは、大きいステージで歌うのが夢だったと告白し、このステージに立てていることに、応援してくれているファン、集まった観客に向けて感謝の言葉を口にすると、続いて披露された荘厳な雰囲気のバラードでは、愛山のどこまでも伸びやかなボーカルにほとんどの観客が酔いしれている様子が印象的に映る。再びMCが挟まれ、「瞬間瞬間で幸せな瞬間はあると思うので、それを大切にできれば」とコメントし、「未来に羽ばたいていく」という思い込めて「take off」を披露。ポップさが全面に出たこの曲では、愛山の動きに合わせて観客がアクションをとったり、愛山の「カモン!」に「take off!」のコールアンドレスポンスがあったりと、愛山をはじめ会場全体が一体となって楽しんでいるよう。多くの笑顔に包まれた多幸感あふれるステージだった。

愛山ユウ▲愛山ユウ

イベント最後の出演アーティストは、バルーンアーティストとして活動するMIHARU。軽快なサウンドに合わせて登場すると、親しみのある喋りで会場をさらに盛り上げていく。1曲目のアッパーな楽曲「all your happiness」では、歌とMIHARUのお家芸でもあるバルーンアートを同時に披露し、音楽にあわせてどんどんバルーンの作品が形作られていく。そして1曲が終わる頃にちょうど出来上がったのはなんとMIHARUの背丈ほどもあるローズプリンセスというお姫様。これには会場からも大きな拍手が上がった。MCでは、茨城出身であることを明かし、それにちなんで茨城の特産品である納豆をバルーンで作成し、さらに観客を驚かせると、続いて披露された楽曲では、ロックサウンドに乗せて風船のことについて歌った歌詞が、唯一無二の世界観を作り出していく。パフォーマンス中にMIHARUは会場に風船をどんどんと投げ込んでいくと、会場では所狭しと風船が飛び交い、華々しい空間が演出される。パフォーマンス後にはバルーンで笑顔の花を作成し、会場全体を温かい雰囲気に包み込んだMIHARU。たくさんの笑顔があふれるステージとなった。

MIHARU

▲MIHARU

すべてのアーティストがパフォーマンスを終え、最後に出演したのはMudiaのアンバサダーを務め、本イベントを最初から熱く盛り上げてきたC style。1曲目「不良の花道」のロカビリーサウンドを彷彿とさせる曲調と特徴的なハイトーンヴォーカル、アグレッシブなステージングで会場を煽っていくと、次曲ではさらに熱量をあげたハイテンションなナンバー。「BCK」のフレーズに合わせて観客の手が大きく動くノリノリのロックサウンドで本日一番の盛り上がりを見せる。約4時間という本イベントの最後を締めくくる楽曲「氣X團」では、これまでのアーティストのパフォーマンスを想起させるような哀愁を誘うメロディーとノスタルジックなサウンド、力強い二人の歌声に入り込んでいる観客の姿が印象的に映った。パフォーマンスを終え、おなじみの決めポーズもバッチリと決めたC style。大きな拍手に包まれながらMudiaは幕を閉じた。

C-Style▲C-Style

Mudiaトラックパフォーマンス部門~東日本~ 受賞結果一覧

<グランプリ受賞アーティスト>
■西日本最大級の屋内音楽フェス『MUSIC TRIBE 2019』出演決定、賞金30万円獲得
愛山ユウ

【愛山ユウ プロフィール】
8月29日生まれ、鹿児島・奄美大島出身。人の心に寄り添える友達系シンガーソングライター愛山ユウを日々精進中。5歳の頃からダンスを通い始め、これまでにJAZZ・Hip-Hop・Rock・民謡など様々なジャンルを学ぶ。10歳のときにアーティストを志し、ピアノと音楽制作ソフト・logicを武器に日々、音楽制作に注力している。

2015年raiseオーディションにてファイナリストに選出されると、翌2016年4月から徐々に愛のシンガーソングライター愛山ユウとして活動を始め、2017年11月より本格的に活動を開始する。

2016年11月に、かわさきFM『music WAY!WAY!』のパーソナリティに抜擢されメインMCを務め、2017年3月公開の我修院達也監督短編映画『連鎖』に相田レナ役として演技出演したほか、同映画の主題歌として自身のオリジナル曲「鼓動」が起用される。

2017年7月27日より 1st Original single「鼓動~pulsation~feat.Gabi」を各主要音楽配信サイトにて配信リリースすると、2018年1月には、1stデモep「愛の量ep」をライブ会場限定で販売。

2018年6月、10月に1日約1万5000人を動員する富士スピードウェイにて野外スペシャルステージに出演し、大きな注目を集めた。

<準グランプリ受賞アーティスト>
■賞金10万円獲得
なおきゃん

【なおきゃん プロフィール】
一度聞いたら忘れられないハイトーンボイスとスタイリッシュなタンバリン!
全国規模で活動中。 元気な曲もバラードもストレスフリーで歌い上げ独自の声色でオーディエンスの心を掴む。ライブ活動、ライブ配信、路上ライブ、YouTube等精力的に活動している。

[経歴] 日本テレビ『歌スタ』出演。
配信アプリ『Live.me』公式OPテーマソング担当。
LINEオーディション2017 ファイナリスト。
AbemaTV ゴシップジェネレーション『Triangleからはじまる恋』主題歌担当。

関連リンク

■オーディエンス参加型ライブグランプリ「Mudia」 オフィシャルサイト

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